発散的思考(Divergent thinking)

発散的思考(Divergent thinking)

アメリカの心理学者ギルフォードは、因子分析法を用いて知能の構造モデルを提唱した。そのモデルでは、創造的思考の働きとして、多種多様なアイデアを生み出す拡散的思考と多種多様なアイデアの中から論理的な思考や推論を用いてアイデアを絞っていく集中的思考を考えた。

私たちは、これらの創造的思考の様式を駆使することで、創造的な活動を営んでいる。創造技法を例に挙げると、私たちの暗黙知や暗黙のルールであった創造的思考様式を思考ツールや教育ツールにまで高めたものであると考えることができる。

[出典]

  • 「創造力事典」高橋 誠編著 日科技連出版社2002

(西浦和樹)