創造性の“4C説” 徐方啓

創造性の“4C説”

“4C”は、アメリカコネチカット大学教育心理学教授ジェームス・カフマン(James C. Kaufman)が2009年に提唱した創造性の分類に関する新しいコンセプトである。これまでの研究によると、創造性は大まかに天才が持つ優れた創造性(Big-C)と普通の人々が持つ創造性(little-c)に分けられる。しかし、カフマンはこれだけですべての創造性をカバーできないと主張し、4C理論を言いだした。Big-Cとlittle-cの他に、mini-cとPro-cを付け加えた。mini-cとは、個人の学習する時に現れる創造性である。例えば、教員がまだ教えていない算数の解き方を自ら発見した小学生の創造性はmini-cである。そして、世の中には、調理師、デザイナー、細工職人など特定の分野で一芸を持つプロが大勢いる。このようなプロの創造性はPro-cである。

[出典]

  • Kaufman, J.C. & Beghetto, R.A. (2009) “Beyongd big and little: The Four C Model of Creativity”. Review of General Psychology

(徐方啓)