創造性開発(Creative development)
創造性を個人レベルで見れば、能力と人格の2側面がある。創造性開発とは、個人の創造的能力と人格を向上させることといえる。同じものを見ても問題意識のあるなしで、反応は決定的に異なる。創造のヒントはいたるところに隠されていて、問題は見つけ出す能力があるか否かであり、アイデアはどこからか飛んでくるものではなく、身近なものからつかまえるものである。 それには、物事を定められた主たる機能・働きでとらえて、他の動きを見ようとしない考え方(これを機能固定という)から自由になることが大切だといえるだろう。創造性開発の方法としては、よく知られているブレインストーミングや、発想する際、直接的・擬人的・象徴的なメ力二ズムを用いるシネクティクスなどの発散技法が著名である。もちろん、収束技法、統合技法、態度技法も創造性開発に役立つ。