日本人の創造性(Japanese creativity)
外来文化が2回も(1回目は中国から、 2回目は欧米から) 自国の文化よりも高度のものとして入ってきたことが、日本に、創造性の軽視という好ましくない伝統を定着させる要因となったことは否定できない。ノーベル賞物理学者の湯川秀樹博士のこの説に代表されるように、かつては日本人は創造性に乏しいとするのが大勢であった。しかし最近では、大脳左右半球における言語処理機能の東西の差や日本人の集団創造の力などから、日本人の創造力を見直そうという気運がある。