創造技法(Methods of creation)

創造技法(Methods of creation)

創造的問題解決の思考をギルフォードは、事実やアイデアを思いつくままに出していく発散的思考と、出てきた事実やアイデアをまとめあげる収束的思考に分類した。そして、それぞれの分類に入る思考法は「発散技法」と「収束技法」とになる。さらに、発散と収束を繰り返しながら行う技法は「統合技法」、瞑想型法・交流型法・演劇型法より構成される技法を「態度技法」という。このように創造技法は4つの技法群からなる。態度技法は、まず、問題解決者自身の自己改革に中心を置いているが、実践していくことによって問題そのものが解決してしまうことがよくある。「瞑想型法」は多くは東洋で誕生したもので、基本的には心を安静にすることによって精神統一をはかり、問題解決の心がまえをつくるのに適している。「交流型法」と「演劇型法」はフロイトを祖とする精神分析から生まれてきたもので、西欧型の方法といえる。